
ニュースサイトやバーチカルなポータルにおいて、情報を発信しているサイトは星の数ほどあるが、多くのサイトは未だに広告が収入の主体になっており、その広告を見てもらう為に情報の更新を伝える為のメール購読サービスを提供している。
ここで問題として立ちはだかるのが、メールのSPAMである。インターネット上のやりとりされている75%のメールがSPAMという統計を見た事がある。そうなるとメールで情報の更新を通知するサイトはSPAMに埋もれている中で見つけてもらわなければいけないという至難を飛び越す必要がある。そして実際、更新の通知を含む多くのメールが捨てられいるのは間違いないだろう。
広告が収入の主体になっているサイトでは、メールがユーザを再度呼び込む唯一の手段である事が多く、メールを読んでもらえないという事は、新規訪問者に頼る事になり、見てもらえる広告も数が少なくなる(実世界と同じく多くのオンライン・ビジネスはリピート顧客ありき)→収益が上がらないという事になる。
これはオンライン・ショップでも同じ事が言える。例えば、ブロード・コンテンツを提供しているサイトはユーザをサイトに再訪問してもらう為に、やはり新着コンテンツ等をメールで配信する。
プッシュする事で、興味を引かせサイトに訪問させるという手段だ。これをしないと確かになかなかユーザはサイトに戻らない。戻っても何も更新されていない場合の脱力感がいやなのだろう(確かに時間の無駄)。
ここで、目を付けられ始めているのがRSSである。RSSを読み込むRSSリーダはユーザが購読申し込みした物のみを取り入れる仕組みになっている。その為、メールクライアントのようにSPAMメールを受け取るという事がありえない。
勿論、少し前に書いた記事にあるようにRSSを使ったSPAMは発生するが、これはあくまでRSSを収集する検索エンジンやサービスに対してであり、個人に対するSPAMではない。
上記のメリットを見て頂いてもお分かりになると思うが、RSSは各購読者がRSSを取り込むかどうかを決める事ができるから、メールのように第三者がSPAMメールを送るように、SPAM・RSSを送り込む事はできない。
企業側から見れば、購読してもらった場合は購読者が間違えて捨てるという事、スパムに埋もれるという心配はしないで済む。メール以上にサイトの更新通知、プロモーションを見てもらう事の確実性をRSSというメタデータ(ツール)は意味するのである。
アメリカではこの為、多くのニュースサイトやバーチカルなポータルが更新通知をする為にRSSを採用しており、また多くのサイトがRSSの配信を取り込む準備をしている。
日本でもニュースサイトはRSSの配信を始めており、オンライン・ショップでもこのトレンドが見られてくるだろう。オンライン・ショップの場合はメール・アカウントの保持数が売り上げを大きく左右する為、大幅な採用にいたるまでには、少々時間がかかるかも知れない。
何故ならメール購読と違い、RSSは特別な購読プロセスがないからだ(メールは送信側が受信側を意識する必要があるのに対してRSSはその必要性が無い。)。それでも、オンライン・ショップのプロモーションをニュースレターとRSSの同時で配信する事は十分考えられるのではないだろうか。
RSSの取り組み、これから至る処で出てくる事が期待される。
さて、オンライン・ショップやニュース・サイトで個人を確定する為の追加仕様として考えられるのが、RSSのカスタマイゼーションやユニークIDに応じたRSSの取得URLであろう。
例えRSSが一式だとしても、各ユーザ毎にシンジケートするURIを弾き出し、全てのユーザは同じRSSを取り込む形にすれば何人のユーザがRSSをダウンロードしているかは解る。
例:Syndicate this siteをクリックすると
↓
サイトURL?id=001というようにIDを毎回発行する。
↓
このIDでURIを叩いた時に実際返すRSSは一つだとしても、こうする事により、購読ユーザ
数等を把握する事がある程度できる。
オンライン・ショップの場合はメールアドレス等を取得した後にRSSのURLも通知するように
し、各ユーザ毎にRSS・URIを用意する事でRSSの利用状況、年齢、性別別のトレンド等も
把握できるだろう。この情報をどう使うかは解らないが、RSSとニュースレター別のコンテンツ
を掲載する事も考えられる。
究極系は、RSS自体の生成をユーザの好みに応じてする事だろう。例えば、Amazonで
新刊RSSがあった場合、各購読者のRSSは自分の購入履歴、自分が選択した興味のある
ジャンルに応じた商品が集められた形になる。これは下手に万人に受けるニュースレターより
即効性があり、ユーザがサイトに訪れないとできないWEB上のパーソナライゼーションより
露出(見てもらう)される頻度が高いのではないだろうか。
なんか話がずれてしまったが、ビジネスでのRSSの採用は、これからもっと良く目の当たり
にするであろうし、ニュースレターやメールマガジンと同じような効果が活用次第ではある
がある。





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