
独立してから、ずっと試行錯誤して、作成している利益に貢献するWEBサイト(ホームページ)を導く為のプロセスが完成間近となっている。
プロセスを持つと、大変だと思われる事も簡単になってくる。頭を使って考える必要のある箇所が限定され、本当に集中するべき場所に集中できるからだろう。日本でプロマネとして大型案件を扱っていた時もプロジェクト管理手法に独自のプロセスやテンプレートを採用していた。プロセスが出来上がると、通常あたふたするような箇所も無理せずこなせるようになる。
どのような規模の企業でもプロセスが定義できそうな箇所はプロセスを定義すべきだろう。
私の考え、経験を基に作成したプロセスに基づいて過去5ヶ月で立ち上げたサイト5つは、全て2ヶ月以内で原価焼却が行え、利益に貢献している。売上げや問合せの数も月が経つにつれてエスカレートしているのが現状である。
効果が出たおかげで、口コミで今月は案件を二つも断ってしまっていて、プロセスを遂行する為のマニュアルの整備等を強いられている(外注できるようにする為、後は色々とコンサル系の案件で忙しい為、製作業務に手が回らない為)。
その上、医者に体に不備がある事を最近宣言された事で、よりマニュアル化を強いられているのが現状だ。体の健康に関してはまた次回、書かせて頂く。
プロセスの内容はというと、50項目程度に及ぶ質問項目、あるルールセットに基づいた戦略考案、特定のルールに沿ったプロジェクト進行方法、テンプレート、製作過程、チェック課程からなる。
中でも自分が一番大切だと確信しているのは、企業、サービスや商品を理解する為の50項目の質問である。この質問に企業が答えると自然と取るべきWEB戦略が見えてくる。
後は、戦略(目的)に基づき目標を設定し、目標を満たす為の戦術を配置するだけの事である。
戦術は私が定義した以下の5つの成功要因を基準に検討する。
1.Searchability(見つかる事)
インターネットには、毎日5000万のページが新たに発生しており、15億以上の
ホームページが存在する。この無数のホームページの中で、マス(見込み客)に見つけて
もらわなければ、ホームページの存在意義自体が議論視される。
→戦術としては、オフライン広告、SEM、SEOやゲリラ・マーケティングが考えられる。
採用するマーケティング手法はホームページの位置づけ、目的によって変わってくる。
(何を採用すべきかのガイドラインも簡単に作れる)
2.Salability(差別化要因/売る力)
SEOに頼りっぱなしの企業が良く、この要素を見落として失敗している。
Salabilityとはすなわちusp(unique selling proposition)を理解している上で、
それをホームページのトップや共通ナビゲーションで大きく表示し、訪問者に他社、他製品
との差別化要因を公表する事であったり、感情的にユーザを動かす事である。
これを行わないと基本的に消費者は価格比較を行う事になり、価格競争で競争せざれなくなる。
3.Usability(利便性)
言うまでも無いが、ホームページの利便性をここでは言っている。
私はUsabilityの試験は独自のスコアカードと第三者による試験を用いる事で、
随分精度の高いユーザビリティをクライアントのサイトでは実現している。
尚、使い勝手だけを意識するとホームページの目的と相違する可能性がある事
は指摘しておきたい。例えば、モノを売るのが目的なら、どこでも物を買えるため
のボタンや問合せの為の連絡先が明記されている必要がある(例えコンベンション
と相違していても)。
4.Credibility(信頼性)
大企業は気にしなくていいが、中小企業はブランド認知がされていないため、ホームページ
は消費者にとって、とても他人的な媒体に感じられる。問合せをしてもらったり、モノを買って
もらうには、ホームページの裏に人がいる、商品は信頼できるという事を支援する情報
を提供する必要がある。
お客の声、プレス・リリース、会社の歴史、メンバーの写真、地図や電話番号を表示する
事である程度の信頼性は買える。
5.Maintainability(運用性)
この要素は多分最も企業が見落としている箇所だろう。
ホームページを効果的に使っている企業は、広告の投資対効果や、アクセスログを
見ながら随時ホームページを更新している企業である。その際に検討すべき事項
がホームページの運用性である。運用が容易、安価でないとコストの方が収益より
高くなってしまう可能性がある。コンテンツ管理システムを導入
するにもCMS導入のコストとそこから期待できる収益性を検討しなければいけない。
利益に貢献できないようだったら、コンテンツ管理システム導入以外の方法かより
安いCMSを検討する必要がある。
上記の5要素を戦略と照らし合わせて、戦術を抽出すると企業毎に適切なマーケティング戦略、セールスコピーやアピールポイント、信頼性を築く為のメソッドが抽出できる。
戦略を見出す為の50の質問、実は利益を上げる為に企業プロセス、業務の何処をシステム化すべきかという事を見出す為にも利用できる事が近頃解った為、今システム開発用に質問を書き直している。検証できるクライアントもちらほら見つかっているので、また経過をお知らせしたいと思う。
適切な質問の大切さ、実感している次第である。

投稿日時:2004年04月09日 Blogger:シューベルト シダ Aka Dashi