
北アメリカは成功の尺度に、お金やステータスを日本より使う国だと、カナダに来て6ヶ月経つが身にしみる程、実感している。
誰かが、幸せというと、一つ目の質問は、”お金持ちなの?有名なの?”という質問だ。
テレビやマス・メディアが消費者にお金を使わせたり、より多く働かせる為に、お金をいっぱい持つ事は幸せな事というイメージを植えつけている事、北アメリカは他人と比べてどうなの?という事(他人よりお金を多く持っているか、綺麗か、大きい家に住んでいるか)がその人の世の中での存在を決め、この妄想を作り出しているのだろう。
私の幸せの定義は何か?一日、どのくらい笑顔でいられるか?どの程度の充実感を毎日味わっているかが、私の幸せの尺度であり、沢山笑う人、心底笑顔ばかりの人、充実感で溢れている人が幸せな人だと私は思う。
アメリカで成功哲学の異端児として有名なアンソニー・ロビンの”Get the Edge"というオーディオ・テープシリーズで以下のような言葉がある。
”充実感の無い成功は失敗だ!”
うん、同感... 万人の内で定義されている成功(多くはステータスやお金を基準にしている)、は万人に共通する成功では無いと思う。中にはもちろんお金持ちになる事で幸せになれる人はいるだろうが、多くの人はお金持ちになっても幸せは手に入れられないと思う。人それぞれ、幸せを感じる対象が違うからだ。
アメリカで行われた調査で宝くじでお金を当てた人の9割近くが、1年後にはお金があたった前より不幸になっているという調査結果がある。
お金は幸せを買わないというが、それを象徴した調査結果なのではないだろうか。
海外でボランティアをしている人はお金持ちでもなく、ステータスを持っていない人が多い、彼らは不幸かというと、Majorityよりよっぽど幸せだろう。彼らは自分の価値観、幸せの対象を見つけ、それに向かって全力を尽くしている人が多いからだと私は思う。充実感、満足ができる
もうひとつの問題は、他人との比較(他人よりも良い事が凄い事、名誉のある事だと思っている人間が多い)ばかりしている事だろう。他人との比較ばかりしていて、自分の中を見つめたり、自分自身との比較をしていない。
自分を見つめれば、もう少し自分の幸せの定義が見つかるかも知れないのにだ。
Deepak Chopraという、これまたアメリカで有名な精神世界の著者がいる。彼の本のひとつ7 laws of spiritualityの中で、大切なのは自己比較であると言っている。幸せの対象を見つけた後、気づくのは終わりが無い事である。自分が成長すれば、自分が比較の対象である限り、一番になる事はありえない。ただ、自分との比較、自分の今よりもう少しできる自分が随時比較対照になる事で、そこに辿り着いた時の充実感を味わえる。
この二つを学び、実感し始めると一日の充実感が格段と上がり、笑顔も増えてくる。
幸せを手に入れるには、まず自分を見つめ、自分の幸せの対象、尺度を見つける必要がある。そして今の自分よりもう少し上の自分を目指していつもがんばる事で、終わりの無い満足感、充実感を味わえるのであろう。
以上、親族で日本円に換算すると10億円程度の資産を持っている夫婦がいるのだが、未だに幸せでない彼らを見ていて悲しくなり、この記事を書いた。彼らにも是非幸せを感じてもらえるようになってもらいたい。旦那さんには私なりにParadox of Successという本を参考にしてもらおうと差し上げる事を考えているが、年も随分とっているため、自分の人生を見直せるかどうかは疑問だ。
自分もたまに迷ったり、他人と自分を比較してしまい、まだまだ未熟なところが沢山あるが、日々、注意しながら自分の幸せの対象を明確にしながら、全力を尽くすようにしている。
最後になるが、お金が悪いとは全く言っていない。自分も色々やりたい事がある為、お金をより効率的に稼ぎ出す方法は逐次追っかけているし、お金があればもっと自分の息子達と遊べるだろうと思う。
ただ、お金の為に犠牲を払う際にその払っている犠牲が正しいのかどうかは、随時見るようにしている。間違えると顔から笑顔が消える日々をすごす事になる事を自分は知っているからだが、目的を持って犠牲を払い、犠牲を払った先(お金を集めた先)に、自分の幸せの対象が無い限り、その先に幸せは無いと思う。お金は幸せを買わない。お金が自分の幸せを支援する事はできても、お金自体は幸せを買わない(あくまで自分の経験だが..)。
■参考書籍:

投稿日時:2004年02月04日 Blogger:シューベルト シダ Aka Dashi
> 他人との比較ばかりしていて、自分の中を見つめたり、他人との比較をしていない。
していて、してない...
Posted by 校正君 at 2004年02月04日 16:58 (Spam: 0%)